気軽に始められる音声配信ですが、収益化を目指して配信する人も多くいます。
収益化を考えると、プラットフォーム選びや配信内容で悩む人も多いのではないでしょうか。
この記事では、音声配信の収益化やおすすめの配信ジャンル、各アプリの比較についても紹介します。音声配信初心者の方や音声配信の収益化について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみましょう。
なぜ収益化に音声配信がおすすめといえるのか
まずは、なぜ音声配信の収益化がおすすめなのか理由を2つ紹介します。
近年の市場規模が拡大傾向
1つ目は音声配信の市場規模が拡大傾向にある点です。オトナルと朝日新聞社が実施した調査によると、ポッドキャストを利用する年齢層は15〜19歳や20代の割合が高くなっています。
10代後半においては3人に1人がポッドキャストユーザーの計算です。
出典:【オトナル・朝日新聞社調べ】第4回ポッドキャスト国内利用実態調査p.4
https://www.asahi.com/ads/podcast-research04_1.pdf
スマホ1台で始められる手軽さ
2つ目の理由は副業として自宅でできて、スマホ1台で始められる手軽さです。
家事や育児、勉強などで忙しくても、時間に囚われずにスマホ1つで始められるところが音声配信の魅力といえるでしょう。
動画配信と比較して、初期費用がかかりにくい点もおすすめな理由に挙げられます。
収益化できる音声配信アプリの例
ここでは、音声配信の特徴や規模、収益などを踏まえながら5つの音声配信アプリを紹介します。
紹介する5つのアプリはすべて無料でダウンロードできるので、興味を持たれた方はぜひ一度ダウンロードしてみましょう!
IRIAM(イリアム)
VTuberのようにライブ配信ができるアプリです。
自分が作ったキャラクターで配信するも良し、プロに依頼して用意してもらうのも良しです。
自分だけのキャラクターで配信できれば、他者と差別化もしやすいでしょう。
収益化が承認されたライバーは、応援ダイヤと時間ダイヤが付与され、換金することができます。
規模:ユーザー数10,000人以上
収益化の難易度:★★★☆☆(15時間以上配信、10日以上配信、累計獲得ポイント5,000pt以上の3つの条件が必要)
審査の有無:無
【収益化の申請はこちらから】
Pococha(ポコチャ)
投げ銭システムやアーカイブ機能がある配信アプリです。現金に還元できるダイヤは、ランクや毎回の配信の盛り上がりに応じて獲得できます。
「時間ダイヤ」では配信時間に応じて報酬が得られるため、投げ銭やファンを獲得しにくい初期の段階でも収益化が可能です。
芸能人も多く利用しており、配信アプリの中でも知名度があるといえるでしょう。
規模:140万ダウンロード
収益化の難易度:★★☆☆☆
審査の有無:無
Spoon
10代〜20代の利用者が多い配信アプリとして人気です。
配信の種類は生配信コンテンツの「LIVE」と、録音コンテンツの「CAST」、そのほか「トーク」という声でやり取りをする掲示板のようなコンテンツ(アプリ限定)の3種類があります。
規模:登録者数2,000万人、グローバル累計ダウンロード数3,000万
収益化の難易度:★★☆☆☆
審査の有無:無
【収益化の方法「ポイントの交換方法を教えて!」より】
https://www.spooncast.net/jp/faq
HAKUNA
少人数制でリスナーとの距離が近いことから、深いコミュニティが形成されやすく、親密な関係を楽しめるのが特徴です。
若い世代を中心に利用者が増えており、稼げるアプリとして認知されています。
また、還元率アップイベントがあることやライバーが少ないこと、コラボでもギフトを入手できることが特徴として挙げられます。
規模:グローバル累計ダウンロード数2,300万以上
収益化の難易度:★★☆☆☆
審査の有無:無
Voicy
審査制の音声配信アプリで、有名人やインフルエンサーが数多く参入しています。
審査が厳しく誰でも配信できるわけではないので、これから配信を始めたい初心者の方は難易度が高いといえます。
規模:165万人以上の会員登録者、1,600チャンネル以上の規模
収益化の難易度:★★★★★
審査の有無:有(通過率は5%)
審査制の理由
なんでVoicyのパーソナリティは「審査制」なのか? に答えます【声の履歴書 Vol.66】
音声配信で収益化に向いているトークジャンル
収益化をしやすくするには、音声配信に向いているジャンルで企画を作る必要があります。
音声配信向きのトークジャンルとして主に以下の4種類があります。
雑談
一方的な配信よりリスナーとのコミュニケーションがしたい方や、自分の趣味・経験を共有したい方にぴったりなのが雑談です。
雑談配信は、一番自由度が高いジャンルといえます。好きなことを自由に話す人もいれば、テーマを決めて話す人もおり、自分の好みに合わせて配信スタイルが作りやすいでしょう。
ASMR
アドリブが苦手だけど配信をしてみたいという方にはASMRがおすすめです。
ASMRは、音声配信の中でも常に人気のジャンルであり、音がメインなので海外のリスナーもつきやすいという特徴があります。
世界的なライバーになりたいけれど、英語に自信がないという方でも挑戦しやすいです。
ゲーム実況
ゲームが趣味なら、ゲーム実況や解説がおすすめといえます。
ゲームの実況・解説は、トークに自信がない方でもはじめやすいジャンルです。スマホゲームならパソコンや配信機材を準備する必要がなく、スマホ1台と自分の声だけで配信可能です。
たとえゲームがうまくなくても、ゲーム配信では実況や雑談をして、リスナーと一緒に楽しむスタイルで盛り上がることもできます。
歌や演奏
自分の歌や演奏を聴いてほしい、音楽で稼ぎたいという方は、歌や楽器演奏を配信するのがおすすめです。
人気曲をカバーすると、曲のファンが集まってきてくれるのでリスナーを集めやすくなります。歌や楽器演奏も人気ジャンルの1つで、始めやすいジャンルといえるでしょう。
音声配信で収益化する際のポイント
ジャンル選びのほか、配信内容や方向性でも収益化のポイントをご紹介します。
ターゲットを決める
どのような人に向けて配信するかが明確になると、トークの内容や配信すべき時間帯を決めやすいです。
難しい場合、人気ライバーの配信ジャンルやどのようなリスナーが集まっているかなど、参考にすると良いでしょう。
リスナーと交流する
リスナーは配信内容だけでなく、配信者の性格や人柄もみていることが多いです。マナーを守り、丁寧な対応をすることがファンを増やしていくコツといえます。
配信を継続する
時間や曜日を決めて配信を行うようにすると、固定のリスナーがつきやすいでしょう。
始めたばかりの時にはほとんどリスナーが集まらないこともあるので、最低でも3か月は継続して配信し、リスナーの反応を見ながら工夫を重ねることが大切です。
企業や事務所に所属する
個人で収益化しようとするよりも、企業や事務所に所属して配信をする方が良い例もあります。アルバイト感覚で始められることが多く、マネージャーがつくのでサポートも期待できます。
音声配信の企画を工夫して収益化を目指そう
今回は音声配信について、いくつかのプラットフォームを例に挙げつつ、収益化のポイントまで紹介しました。
条件や審査が必要なアプリもあり、継続的にリスナーを楽しませる配信企画を作ることが重要です。
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