スマートフォンなどを使ってリアルタイムの映像を配信するライブ配信。現在はその人気が高まっており、ライブ配信を行う配信者「ライバー」が増えています。
しかし、ライブ配信を始めてみたものの、なかなか視聴者・ファンが増えない……という方もいるでしょう。実は、ライブ配信の視聴者を増やすためにはさまざまなコツが必要です。
この記事では、ライブ配信の視聴者・ファンを増やす方法をお伝えします。
ライブ配信を始めたばかりは視聴者が伸び悩みがち
ライブ配信の視聴者を集めることは簡単ではなく、「視聴者数0人」の状態が何カ月も続くことも珍しくありません。始めたばかりで人気が出るライバーは本当にわずかです。
視聴者数が伸びないとライブ配信を続けるモチベーションが下がるものです。しかし、コツさえ知っていれば視聴者を増やすことができます。今回ご紹介するポイントを押さえて視聴者・ファンを獲得しましょう。
ライブ配信の視聴者を増やす方法
つづいて、ライブ配信の視聴者を増やす方法を5つほどご紹介します。
サムネイルやタイトルを工夫する
サムネイル画像や配信のタイトルは、視聴者を掴むために重要な要素です。視聴者の興味を惹くサムネイルやタイトルを作りましょう。
まず、配信の内容やテーマが一目でパッと分かるものにします。タイトル文字数は9~13文字程度がベストとされ、長すぎても短すぎてもNGです。サムネイル画像は、配信のメインとなるテーマの文字に縁取りをして目立たせましょう。
告知を十分に行う
フォロワーがまだ少ないライバーは、事前の告知に力を入れてみてください。
当日や前日だけでなく、ライブ配信を行う1週間前など、ある程度長期間かけて告知しましょう。
また、フォロワーが付いていない配信サービスの中で告知をしても、人は集まりません。X(旧Twitter)やInstagramなど外部のSNSを活用して宣伝すると効果的です。
配信時間を工夫する
配信内容によって見てくれる視聴者層は大きく変わります。どんな内容の配信をしたいのか、それに合わせてどんな層をターゲットにしたいのかを考える必要があるでしょう。
そして、視聴者層によって配信を見てくれる時間帯も異なります。例えば、学生がターゲットなら授業が終わった後の夕方以降、サラリーマンがターゲットなら昼休憩中の12~13時、または仕事が終わる19時以降など。視聴者の属性によって配信時間を工夫しましょう。
音声配信サービス(媒体)を見直す
なかなか視聴者数が伸びない時は、使用する配信サービスを替えてみるのも1つの方法です。ユーザー数や競合の数、収益化のしやすさなどを比較し、適した配信サービスを探してみましょう。
ここでは例として「YouTube」「ツイキャス」の特徴を簡単にお伝えします。
・YouTube
YouTubeは世界で最もユーザー数が多い動画サイトです。ライブ配信も可能で、さまざまな属性のユーザーがいるため、オールジャンルの配信に強いといえるでしょう。
しかし、YouTubeは「チャンネル登録者数 1,000 人以上」「1年間の動画総再生時間が 4,000 時間以上」など収益化の条件が厳しく、利益を得にくいともいわれています。
・ツイキャス
ツイキャスは累計ユーザー数3,000万人を突破した、日本最大のライブ配信サービスです。2010年にサービスを開始して以降、根強い人気があります。
X(旧Twitter)と連携でき、SNSによる宣伝がしやすいことが大きな特徴です。ツイキャスの配信をする時は事前にXで告知するほか、配信中も「配信中」というポストができます。
ターゲット視聴者を見直す
それでも視聴者が増えない場合は、ターゲットとなる視聴者層を見直してみてください。配信している内容と、配信時間や使っているアプリが合っていないことも考えられます。
また、人気のアプリはユーザーが多い一方、競合となるライバーも多いということです。利用する配信サービスや配信ジャンルを替えると、視聴者が増える可能性があります。
リピーターを増やしファンになってもらうには?
新規の視聴者にある程度見てもらえるようになったら、次はリピーターになってもらう工夫が必要となります。
まず、決まった曜日や時間に配信すると効果的です。定期的に配信することで「○曜日の○時は○○さんの配信」というイメージが定着します。視聴者も予定を組みやすく、配信を見てくれる頻度が増えるでしょう。
さらに、視聴者から需要のあるテーマや、トレンドのテーマを募集すると良いでしょう。配信中に視聴者へ「どんな配信が見たい?」と聞き、コメントでテーマを募集するのもおすすめです。
ライブ配信のテーマ決めで迷ったら、ネット上で情報収集をすることも大切です。「話のタネ」では配信者におすすめのテーマを随時更新しているので、ぜひ参考にしてください。
集客の目的に合わせた企画のアイデアを考えましょう
ライブ配信の企画は、配信の目的に合わせて考えましょう。ここでは、企業・飲食店・個人のケースに分け、おすすめの企画をいくつかご紹介します。
企業のライブ配信
企業のライブ配信でおすすめの企画は、ウェビナーや社内イベントの配信、商品の販売などです。オンラインストアに誘導することもでき、購入を後押しできます。
オンラインのウェビナーを配信することで、対面の講演会よりも良い集客が期待できます。表彰式やイベントなどの様子を生配信すれば、視聴者は臨場感を楽しむことができ、企業のファン獲得につながるでしょう。
飲食店のライブ配信
飲食店のライブ配信でおすすめなのは、メニュー紹介や自炊テクニックのレクチャー、調理中のASMR配信です。
ライブ配信で視聴者の反応を見ながら、おすすめ商品や新商品をアピールしましょう。自炊テクニックの配信では、お店の味を家で再現したい人に向けてアドバイスをしてみてください。
また、調理動画やASMR配信は人気ジャンルのため、ファンを集められる可能性が高いです。ASMR配信をする場合は、高性能マイクなどの機材も準備しましょう。
個人のライブ配信
個人で行うライブ配信でおすすめの企画は、ゲーム実況や雑談、イベントネタなどです。これらのテーマはとても王道で人気なので、初見の視聴者の心を掴みやすいでしょう。
イベントネタでは季節感を重視し、バレンタインデーやハロウィン、クリスマスなどの時季ごとに企画を考えてみましょう。
ライブ配信のフォロワー0人でも集客を諦めない
今回はライブ配信を始めたばかりの方や、フォロワー数を増やしたい方にテクニックをご紹介しました。
企業や飲食店など、配信主体によっておすすめの内容が異なるため、企画作成の段階から意識しましょう。
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