ポッドキャストはスマホで配信できる!スマホを使った配信の始め方を紹介

ポッドキャストはどこでも気軽に聴けるだけでなく、配信も簡単にできるサービスとして人気が高まっています。音声を録音して編集するだけなので気軽に始めることができ、初めてコンテンツを発信したい人にもおすすめです。

本記事では、おすすめのアプリや番組配信のやり方など、ポッドキャストの始め方をご紹介します。スマホ1台ですぐに始められるので、ぜひチャレンジしてみてください!

ポッドキャスト配信の魅力とは

ポッドキャストとは、インターネット上で音声を配信・聴取できるサービスです。2005年に開始されたサービスですが、スマホの普及やコロナ禍を経て、近年は特に人気になっています。
さまざまなラジオ局や芸能人がポッドキャストを配信していますが、最近では多くの一般人も配信を楽しんでいます。

株式会社オトナルと朝日新聞社が2023年に行った「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査」によると、ポッドキャストユーザーの10%は番組配信経験があるとのことでした。
そのうち10%が10代、41%が20代、26%が30代と、ポッドキャスト配信は特に若い世代の間で人気があります。

出典:https://www.asahi.com/ads/podcast-research04_1.pdf

そんなポッドキャスト配信の魅力は、大きく分けて以下の3つです。

・誰でも気軽に配信できる
・顔出しの必要がない
・アウトプットの練習になる

ポッドキャストを配信する方法は、動画やブログを作るよりも簡単です。アプリを使用すればスマホ1つで録音・編集・配信ができます。
顔出しが必要ない点も、配信者にとって大きなメリットでしょう。身バレが怖い人や化粧をするのが面倒な人も、見た目を気にせず気軽に発信できます。

また、ポッドキャストは好きなことを語る場として、アウトプットの練習にもなります。勉強したことや趣味についてリスナーに説明することで、より深い知識が身につくでしょう。何度も配信をするうちに、「人に伝える力」も身につきます。

ポッドキャスト配信の始め方

「ポッドキャスト配信をしたい!」と思ったら、まず自分の番組を作り、それから録音、編集、配信という手順で行います。

1.番組コンセプトの決定

ポッドキャスト配信をする前に、どんな番組にするか決定しましょう。番組コンセプトはリスナーを獲得するためにとても重要です。

番組で何を伝えたいのか、どんな雰囲気の番組にしたいのかを明確にしておきましょう。特に、初回の配信では自己紹介に重点を置くのがおすすめです。どんな仕事や勉強をしているのか、配信を始めた理由などを伝えてください。

番組の特徴に合わせて、配信プラットフォームも決定しましょう。「Spotify」「Apple Podcasts」「Amazon Music」「YouTube Music」など、現在ではさまざまなポッドキャストのプラットフォームがあります。

2.番組の録音

どんな番組を作るか決まったら、いよいよ録音(レコーディング)です。スマホやパソコンを使用して簡単に録音することができます。スムーズに番組を進行させるために、台本を作っておくのがおすすめです。

スマホやパソコンのマイクでも問題なく録音できますが、より綺麗な音質で録りたい人は、専用のマイクなどの機材を購入しても良いでしょう。

3.音声編集

録音した音声は、不要な部分をカットしたり繋ぎ合わせたりして編集します。
録音したアプリでそのまま編集するほか、機材から録音した音源データをアップロードして編集することも可能です。

プラットフォームによっては、配信後に番組を編集することもできます。

4.アップロード

音声を録音・編集したら、プラットフォームにデータをアップロードし、配信します。

配信時に、番組タイトルやサムネイル画像、番組の説明文などを設定しましょう。

ポッドキャストをスマホ1台で配信するためには

「ポッドキャストの配信には専用の機材やソフトが必要」と考えている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

ポッドキャストはスマホ1台で録音から編集、配信までできる手軽さが魅力です。ここでは、スマホからポッドキャストを配信したい人におすすめのアプリと、配信時の注意点をご紹介します。

ポッドキャスト配信におすすめのアプリ

スマホからポッドキャスト配信ができるおすすめのアプリは、こちらの3つです。

・GarageBand
・CapCut
・Spotify for Creators

・GarageBand
「GarageBand」はApple向けアプリのため、iPhoneやiPadを使っている人におすすめです。

無料アプリですが、かなり本格的なレコーディングができます。録音時に音色を調整したり、雑音をカットしたりすることも可能です。

音声を録音したら、不要な部分のカットやファイルの分割など、さまざまな編集が簡単にできます。

・CapCut
「CapCut」は動画編集アプリですが、ポッドキャスト配信にも適しています。選んだ写真にアフレコする機能を利用して、音声を録音することができます。

録音した後は、不要な部分のカットやトラックの分割、選択した部分の移動など、高度な編集が可能です。

・Spotify for Creators
「Spotify for Creators」は、もともとポッドキャスト制作アプリとして人気だった「Anchor」の後続アプリです。

Spotify for Creatorsには録音・編集機能がありません。「Riverside」や他のボイスレコーダーアプリで録音し、「GarageBand」などで編集したデータを取り込んで配信します。

では、Spotify for Creatorsの魅力は何かというと、番組配信や収益化をサポートしてくれることです。このアプリ1つであらゆるプラットフォームに配信でき、簡単に収益化できます。
将来的に収益化を目指すなど、本格的にポッドキャストを始めたい人におすすめのアプリです。

スマホでポッドキャストを配信する際の注意点

ポッドキャストはスマホだけで簡単に配信できますが、いくつか注意点も存在します。以下のポイントに気を付けましょう。

・より高音質を求めるなら追加の機材をそろえる必要がある
・高度な音声編集ができない

ポッドキャストは、スマホのマイクでも十分な音質で録音できます。しかし、より高音質で録音したい人は、専用のマイクなどの機材を購入する必要があります。
また、複数人でのトークを配信したい場合などは、外部マイクの方が録りやすいでしょう。

音声配信のハードルの一つとして、「編集が難しい」ことが挙げられます。ポッドキャスト向けアプリを使えばある程度の編集は可能ですが、より高度な編集をしたい場合は、有料アプリや専用ソフトを使用しなければなりません。

ポッドキャストはスマホですぐに配信できる!

ポッドキャストはどこでも気軽に楽しめるサービスとして、リスナーはもちろん、配信者も増えています。

動画コンテンツやブログと比べてすぐに配信できるため、初心者にもおすすめです。スマホにアプリをダウンロードすれば、録音から編集、配信まですぐに行うことができます。

本記事を参考に、ぜひポッドキャスト配信を始めてみてください!