ポッドキャストを配信するとき、BGMは大切な要素の一つです。BGMを付けることで番組の世界観を演出でき、より魅力的な番組になります。
本記事では、ポッドキャストでBGMを入れるタイミングや、BGMの探し方と注意点を解説します。無料でBGMをダウンロードできるサイトも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ポッドキャストでBGMがあるといいシーン
ここでは、ポッドキャストで一般的にBGMを入れるタイミングを紹介します。
まず、多くのポッドキャストでは番組のオープニングにBGMを入れています。BGMの長さは数秒や1分超など、オープニングの長さによって異なるでしょう。
また、トピックの変わり目にBGMを入れると、次のトピックへ自然に移ることができます。BGMが「チャプター」の役割を果たし、リスナーを飽きさせない対策にもなります。
エンディングトークもBGMに乗せて行うことが多いです。オープニングとエンディングに同じBGMを使うこともあります。
ポッドキャストで流す曲はどうやって探す?
ここでは、ポッドキャストに使えるBGMの探し方を紹介します。有料の場合と無料の場合がありますが、コストを抑えたい方は無料で探してみてください。
著作権フリーのBGMを探す
音楽には著作権がありますが、著作権フリーのBGMなら作者の許可なしで安心して使うことができます。ただし、ポッドキャストを収益化している場合は、楽曲を商用利用できるかどうか確認しましょう。
以下のサイトは全て無料・商用利用OKのBGM配布サイトです。ぜひBGMを探してみてください。
BGMer
「BGMer」は、クオリティーの高い楽曲を多く配信しています。「トーク系」や「バラエティ」などカテゴリごとに曲を探すことができ、短尺(1〜2分ほど)か長尺(10分超)も選択できます。
BGMerはこちら
DOVA-SYNDROME
「DOVA-SYNDROME」は約1万8,000曲ものBGMを無料配信しています。有名配信者もよく使用しているサイトなので、聞いたことがあるBGMも多いでしょう。ダウンロード数の多い順で絞り込むと、人気のBGMを探せます。
DOVA-SYNDROMEはこちら
騒音のない世界
「騒音のない世界」は、バンド活動をしている運営者による無料配信サービスです。バンドサウンドがメインで、ポップ系やチル系、ロック系など幅広い雰囲気の曲を選べます。完成度の高い楽曲が多いため、短く編集してジングルやトピックの間に使うのがおすすめです。
騒音のない世界はこちら
https://noiselessworld.net/music#tracks_free_to_use
音楽ライセンスを取得する
商用リリースされた楽曲を使用したいなら、多くの場合はJASRACに申請して料金を支払わなければなりません。
JASRACへの申請が必要な楽曲は、以下のデータベースに登録されています。特定の曲を使いたい場合はこちらから検索してみてください。
参考:J-WID(ジェイウィッド)作品データベース検索サービス
ポッドキャストを収益化しているかどうかによって、楽曲の使用料や申請方法は異なります。例えば、収益化していないポッドキャストで1〜3曲を使用したい場合は、以下のような料金がかかります。
使いたい楽曲数 | 年額使用料 | 月額使用料 |
1曲 | 1,200円 | 150円 |
2曲まで | 2,400円 | 300円 |
3曲まで | 3,600円 | 450円 |
詳しい使用料はJASRACのサイトからご確認ください。
参考:Music Users 使用料早見表(インタラクティブ配信)
自分で音楽を作成する
自分でBGMを作曲すれば自由に使うことができ、著作権や使用料を考える必要はありません。
打ち込みで作曲する場合は、「DAW(Digital Audio Workstation)」と呼ばれるPCソフトを使用するのが一般的です。無料アプリを使ってスマホやタブレットで作曲することもできます。
また、最近では作曲ができる生成AIも登場しています。ただし、AIは大量の楽曲データを学習しているため、既存の楽曲と酷似したものを作ってしまう可能性があります。その場合は著作権侵害になるリスクがあり、生成AIの使用には十分な注意が必要です。
BGMを付けてポッドキャストを盛り上げよう
ポッドキャストのオープニングやトピックの間、エンディングなどのタイミングには、BGMを入れることが一般的です。番組にぴったりのBGMを付けて、ポッドキャストを盛り上げると良いでしょう。
BGMを選ぶ際は著作権に注意しましょう。著作権フリーの音楽なら安心して使用できます。
オトキャンパスではそのほか、音声配信を始めたい方に役立つノウハウを紹介しています。初心者〜中級者の配信者はぜひ参考にしてみましょう。