ポッドキャストの配信方法とは?初心者でもできる始め方を5ステップで解説

ポッドキャスト配信の教科書

「ポッドキャスト配信で、何から始めればいいかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。ポッドキャストは、スマートフォン1台からでも始められる手軽さが特徴の音声メディアです。とはいえ、番組作りから配信まで、初めてだと迷うポイントがいくつもあります。

本記事では、ポッドキャスト配信初心者向けに、実際に配信を始めるまでの5つのステップから配信後にやるべきことまでをまとめて解説します。

ポッドキャストとは?

ポッドキャスト(Podcast)とは、インターネットを通じて配信される音声コンテンツのことです。スマートフォンやパソコンがあれば好きな時間に、通勤中や家事をしながらでも「ながら聴き」できる手軽さから、利用者が増加傾向にあります。

朝日新聞社とオトナルが共同で行った調査によると、国内のポッドキャスト利用率は18.2%となり、前年から1ポイント増加しました。特に15〜19歳では40.5%、20代では28.8%と、若年層での利用が広がっており、15〜29歳では、ポッドキャストの利用率がTVerやTikTokを上回るという結果も出ています。

出典:株式会社オトナル「PODCAST REPORT IN JAPAN 第6回ポッドキャスト国内利用実態調査」https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan06

ポッドキャストと音声配信やラジオの違いについて、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

ポッドキャスト配信までの流れ5ステップ

ポッドキャストの配信は、大きく分けて5つのステップで進めます。それぞれのステップについて、詳しく見ていきます。

1.番組コンセプト・ジャンルを決める

収録を始める前に、まず「どのような番組にするか」というコンセプトを固めましょう。誰に向けて、どのようなテーマを、どのようなトーンで話すのかを決めておくと、番組の軸がぶれずに継続しやすくなります。

ジャンル選びに迷う場合は、自分の得意分野や興味のあるテーマから選ぶと良いでしょう。ビジネス・、雑談・、教育・、エンタメなど、ポッドキャストには多様なジャンルがあります。人気ジャンルの傾向や選び方については、下記の記事で詳しく解説しています。

2.必要な機材を揃える

コンセプトが決まったら、収録に必要な機材を準備します。最低限、スマートフォンやパソコンがあれば収録は可能ですが、音質にこだわりたい場合は外部マイクの導入を検討しましょう。1万円前後のUSBマイクにも、ポッドキャストの収録に使える製品があります。

収録・編集に使うアプリやソフト選びもポイントです。無料で使えるものから高機能な有料ソフトまでさまざまな選択肢があるので、自分のスキルや目的に合わせて選びましょう。

以下の記事では、録音アプリおすすめ9選を紹介しているので、気になる方は参考にしてください。

3.収録する(スマホ・/PC別)

機材が揃ったら、実際に収録を行います。スマートフォンだけでも、マイク付きイヤホンなどを使って収録できます。一方、パソコンを使う場合は、外部マイクを接続したり、音声を細かく編集したりできます。

初めての収録では、静かな環境を選ぶこと、台本やメモを用意しておくことが失敗を防ぐポイントです。スマートフォンでの具体的な収録手順は、以下の記事を参考にしてください。

4.編集する

収録した音声は、そのままではなく編集を加えることで聴きやすい番組に仕上がります。言い間違いや不要な間のカット、BGMの挿入、ノイズ除去などが主な編集作業です。

編集ソフト(DAW)は、Macユーザー向けの「GarageBand」や、Windows・Mac両対応の「Audacity」など、無料で利用できるソフトにも、編集に必要な機能を備えたものがあります。

以下の記事では、編集ソフトの選び方や使い方について詳しく解説しています。

5.⑤配信プラットフォームにアップロードする

編集が完了したら、いよいよ配信です。音声データを配信プラットフォームにアップロードし、番組タイトルや概要、カバーアートなどを設定して公開します。

配信サービスによっては、1回のアップロードをもとに複数のプラットフォームへ配信できる仕組みがあります。

主要なポッドキャスト配信のプラットフォーム

配信プラットフォームは複数ありますが、代表的なものは以下のような4つのサービスがあります。

これらは主要なポッドキャストの聴取先の一部で、それぞれ特徴が異なります。プラットフォームごとに登録方法や特徴が異なるため、まずは主要なものから押さえておくとよいでしょう。

Apple Podcasts

Appleのデバイスなどから利用できるポッドキャストサービスです。世界的に利用者数が多く、ポッドキャスト文化を牽引してきた存在で、多くの配信者にとって欠かせない配信先の一つです。

Spotify

Spotifyは音楽ストリーミングサービスとして知られていますが、ポッドキャスト配信機能も充実しており、多くの配信者に選ばれています。無料で始められ、配信手順もシンプルです。

Spotifyでの具体的な配信手順は、以下の記事で解説していますので参考にしてください。

Amazon Music

音楽配信サービスとしておなじみのAmazon Musicですが、ポッドキャストの配信・視聴にも対応しています。幅広いユーザーが利用するAmazonの音楽・ポッドキャストサービスの一つです。

YouTube(YouTube Music)

動画プラットフォームのイメージが強いYouTubeですが、近年はポッドキャスト機能が拡充され、音声だけでなく映像付きの「ビデオポッドキャスト」配信の場としても存在感を増しています。ポッドキャストの聴取プラットフォームとして、YouTubeが1位となっていという国内調査もありました。

またYouTubeで活動するクリエイターが、ポッドキャストを配信するケースもあります。両プラットフォームの違いや、両立させることで得られるメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ポッドキャストの各配信アプリの比較について、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。

一括配信サービス(Anchor等)の活用

複数のプラットフォームに個別で配信申請を行うのは手間がかかります。そこで便利なのが、1回のアップロードをもとに、複数の配信先へ番組を届けられるサービスです。

Anchorのようなサービスを使えば、配信先ごとの申請作業を減らし、複数のプラットフォームへ配信しやすくなるでしょう。

配信後にやるべきこと(プロモーション・収益化)

ポッドキャストは、番組を公開して終わりではありません。リスナーに番組を知ってもらうためには、SNSでの告知や他の配信者とのコラボレーションなども有効です。配信を始めたばかりの時期は、番組を知ってもらうための発信も意識しましょう。

また、番組の成長に応じて、収益化を検討することもできます。広告収入やスポンサーシップ、サブスクリプションなど、収益化にはいくつかの方法があります。具体的な収益化の方法や注意点については、以下の記事で詳しく紹介しています。

「ポッドキャストで収益化するには?各プラットフォームの収益化プランや条件を紹介」

「ポッドキャストで収益化する方法とは?配信する際の注意点も解説!」

「音声配信は収益化できる?おすすめのジャンルや配信のポイント」

まずはポッドキャスト配信を始めてみよう

ポッドキャストの配信は、コンセプト決め→機材準備→収録→編集→配信という5つのステップで進められます。特別な機材がなくても、スマートフォン1台から始められる手軽さが大きな魅力です。

最初から完璧を目指す必要はありません。まずは1エピソードから、ポッドキャスト配信を始めてみましょう。